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【ぼやき】食品機械を設計製作をする際の注意点

執筆者の写真: 河野譲二河野譲二

更新日:2月4日

食品機械の製造は、他の産業機械とは一線を画す特有の課題を抱えています。食品の安全性と品質を確保するためには、設計段階から特別な配慮が必要です。この記事では、食品機械を製造する際に特に注意すべき5つのポイントについて詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、より安全で効率的な食品機械の開発が可能となります。

食品機械の例

1.洗浄性

分解が容易で、残渣が残りにくい設計が求められます。 勾配や水抜き穴、洗いにくい機構をなくすといった様々な工夫を施します。


2.異物混入防止

グリスやベアリングの玉、摩耗によるカスなどの異物が混入しないような機構の検討が必要です。 また、ボルト等の締結部品の脱落にも注意が必要です。


3.防水性

生産や洗浄時に水が使用されても、機械が故障しないように設計します。 また、モータやセンサ等の購入部品に関してはIP5X以上の性能の製品を選定し、さらにカバー等で保護するといった対策をします。


4.耐食性

錆びにくい鋼材を使用することが重要です。 基本的にはSUS304、316等で部品作りを行います。


5.食品衛生法に適合する素材の使用

食品に直接触れる部分については、特に注意が必要です。 装置に使用する材料に関して、お客様と使用可否のお打合せが必須となります。


食品機械の製造においては、洗浄性、異物混入防止、防水性、耐食性、そして食品衛生法に適合する素材の使用といった5つの注意点が極めて重要です。これらのポイントをしっかりと理解し、適切に対応することで、食品の安全性と品質を高めることができます。また、他の業界の装置と同様に、安全面や操作性についての考慮も欠かせません。さらに、この5点の注意点以外にも、様々な工夫が必要となります。




食品機械を導入の際、お困りごとがありましたら是非お気軽に弊社までお問い合わせください。


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